白衣性とノルバスクの降圧治療と足踏みによる運動療法

高血圧の治療は現代日本において最も大きな課題となっている医療問題の一つであり、成人の多数が罹患している疾患として知られるようになりました。その治療においては降圧を行うというのが基本であり、以前から使用が続けられてきているノルバスクは現代でも頻用されている降圧剤です。ノルバスクを用いる治療を開始するかどうかという判断はガイドラインに則って行われることが一般的であり、血圧を測定して高血圧と診断されるとノルバスクの処方が検討されるようになります。その測定の際に気をつけなければならないのは白衣性血圧の存在です。白衣性血圧とは医療機関で測定を行うことによって測定値に変化が生じるものであり、白衣を着ている医療関係者の前では緊張してしまうことによって血圧が高くなりがちであるということからこのように呼称されています。白衣性の結果が出てしまうのが医療機関で測定した場合の血圧であり、これまでの高血圧治療においてはその値が基本的な値として考えられて医療が設計されてきています。そのため、家庭で測る場合にはやや血圧が低くなるということに留意しておかなければならず、ガイドラインにも家庭血圧が設定されるようになっています。一方、薬物治療と並行して食事療法や運動療法が行われるのも基本的な治療方針です。運動療法として有酸素運動が推奨されますが、その簡便なものとして足踏み運動があります。ウォーキングなどを行うのが大変でも足踏みを行うだけで運動をすることが可能であり、負荷も少ないことから誰にでも実践できるというメリットがあります。長時間行えば有効な有酸素運動とできることから、足踏みはしばしば推奨される運動療法となっています。